2年を数える:ホークスベイで暮らす留学生のパンデミック生活

10代は大変な時期です。

しかし、Covid-19(新型コロナウイルス)の大流行により、ホークスベイの外国人留学生にとっては、さらに複雑な状況になっており、中には2年以上帰国していない留学生もいます。

ニューカレドニアのショーン・ラギクラ(Sean Lagikula)さんも、その一人です。

人口約29万人のこの島国では、約7000人のCovid-19感染者が発生し、現在も厳しいロックダウン措置が取られています。

ラギクラさんは、最近Covid-19で弟を亡くした父親のそばにいられないことが辛いと語りました。

「本当に大変なんです。」

ラギクラさんは、自分がニュージーランドにいることが家族の慰めになっていると語りました。テクノロジーによって連絡を取り合うことができたとのこと。

リンディスファーン・カレッジ(Lindisfarne College)のYear 1217歳)であるラギクラさんは、2年前から Learning Hawke’s Bayプログラムの大使を務めています。

このプログラムは、Covid-19の国境規制により帰国できなくなったホークスベイの60名ほどの留学生を支援するために、約2年前に開始されたものです。

このプログラムは、今では全国的に広まっています。

ラギクラさんは、このプログラムが支援ネットワークを提供し、プログラムを通じて他の文化や国の人々と知り合いになることを楽しんでいると語りました。

「みんなで集まるのはいいことです。私たちは同じ船に乗っているのですから。」

中国の北京出身のアシュリー・チェン(Ashley Zheng)さんは、過去5年間をこの国で過ごし、プログラム開始当初から大使を務めています。

アイオナ・カレッジ(Iona College)のYear 12である彼女は、これをリーダーシップを発揮するチャンスだと考えました。

5年間過ごして、女子の先輩方を見て、自分もそうなりたいと思うようになりました。突然、自分が同じ立場になるんです。」

すでに小規模な学校であるため、以前は20人ほどの留学生がいましたが、今ではほんの一握りだといいます。

「もうここには、たくさんの留学生はいません。」

2019年のクリスマスが、ほとんどの留学生が帰国した最後の時でした。」