ホークスベイの教育・ビジネス部門、政府による留学生の受け入れ再開時期の前倒しを歓迎

ホークスベイの教育機関やビジネス支援者は、留学生がニュージーランドに留学できる日を前倒しする政府の決定を歓迎しています。

先週、クリス・ヒプキンス教育相は、外国人留学生が学校や高等教育機関に入学できる時期を、従来の10月から2ヶ月早めて、731日からとすることを発表しました。

ヒプキンス教育相はまた、Year 914歳)未満の学費を払っている外国人留学生が、引き続きニュージーランドの学校に入学できるようにすることも確認しました。これは、Year 9未満の国内および留学生双方にとって大きな利点があるという業界協議の結果を受けたものです。

Learning Hawke’s Bayの地域マネージャーであるウェンホア・ヤン(Wenhua Yang)氏は、このニュースは地元の学校にとって「二重の勝利」だと述べています。Learning Hawke’s Bayは、18の学校とEITEastern Institute of Technology, ポリテクニックと呼ばれる政府認定の国立高等教育機関)で構成される会員制組織です。
「これらの政府の決定は、ホークスベイの学校、高等教育機関、そして入学希望者に必要な確実性を提供するものです。また、時期が早まったことにより、新しい留学生を迎えるための計画や準備をする機会が増えました」とヤン氏。

COVID-19(新型コロナウイルス)の混乱以前、国際教育はニュージーランドの第5位の輸出産業であり、国家経済に年間約50億ドルの貢献をしていました。
2019
年、ホークスベイには約1,300人の留学生がおり、そのうち約40%が学校で、約60%が高等教育機関で学んでいました。これらの外国人留学生は730人の雇用を支え、地域経済に約6,000万ドルの貢献をしています。

「入学者数や経済貢献度が、すぐにコロナ前の水準に戻るとは思っていませんが、ようやく世界に向けて教育の場を完全に再開できたことは、教育業界全体にとって大きな前進です」とヤン氏は述べました。

プケタプ校の校長であり、Learning Hawke’s Bayの理事でもあるクリス・フォックス(Chris Fox)氏は、Year 9未満の評価結果を称賛する地元の初等・中等教育機関の一人です。
「外国人留学生を再び受け入れることができるようになったことは、私たちの学校にとっても、地域の学校コミュニティにとっても、非常に喜ばしいことです」とフォックス校長。
「過去数年間、私たちは外国人留学生が私たちの教室にもたらす付加価値を見逃し続けてきました。このように明確になったことで、地元のタマリキは再び世界中の異なる文化や場所について、本物の方法で学ぶことができるようになりました。我らがタマリキは、地球市民になるための学習への道を、再び歩み始めたのです。
移民に関する発表に続き、政府はニュージーランド国際教育戦略2022-2030の「リフレッシュ」案を発表しました。この案は2022624日まで、協議と業界からのフィードバックを受け付けています。

ヒプキンス相は、戦略の更新について、「私たちは2018年にいた場所とは全く異なる空間におり、国境が再び開かれる中、国際教育が以前よりもさらに強くなって戻ってくるようサポートする必要がある」と認識していると説明しました。

「ホークスベイ最大の高等教育機関として、EITNZ国際教育戦略リフレッシュに関する協議に参加し、これが我々の地域、特にここホークスベイの国際教育にとってどのような意味を持つかを知りたいと思っています」と、国際部長フィリッパ・ジョーンズ(Philippa Jones)氏は述べています。

EITは、NZ移民局が留学生ビザの手続きを再開し、より多くの外国人留学生をキャンパスに迎えることができることを喜ばしく思います。留学生は、私たちの教室やコミュニティに多様性をもたらし、そこから生まれるあらゆる利益を享受することができるのです。」

地元企業の代表者も、この発表に楽観的な見方をしています。

ホークスベイ商工会議所のCEOであるカーラ・リー(Karla Lee)氏は以下のように語りました。「留学生がホークスベイのビジネスコミュニティを盛り上げてくれています。留学生は、スキル不足を補い、アオテアロアとのグローバルなつながりを強化し、多様な人々や文化との交流を通じて、教室においてすべての学生の経験を豊かにすることに貢献しています。
「さらに、留学生をホークスベイに再び迎え入れることによる経済効果も大きいです。留学生は、地元の小売業や接客業でお金を使い、求められるスキルや資格を取得し、同時に地域を豊かにしています。」